ニードル脱毛ってどんな脱毛?
「脱毛」と言えば「医療レーザー脱毛」や「光脱毛(フラッシュ・IPL・S.S.C.など)」が思い浮かびますよね!でもそれはごく最近の話しで、実は10数年前までは「脱毛」と言えば「ニードル脱毛」が主流だったんです。たぶん、全身脱毛がまだ100万円とかそれくらいの時代だと思います。今でこそあまり聞かれなくなりましたが、まだまだ一部のサロンや医療機関では行っていて、根強い人気がうかがえます。
■ニードル脱毛の仕組み
毛穴の向きに合わせて電極を差し込んで、微弱電流を流すことで毛根に直接ダメージを与えて破壊するという仕組みで、毛を1本1本、確実に処理することができます。ある程度毛の長さがないとできないので、自己処理をせずに2mm~3mm程度伸ばした状態で施術を受けます。その場で結果が出るので、施術直後から毛がない状態になれます。
ただし、皮膚に針を刺すために、施術直後はどうしてもある程度の赤みとか腫れが出てしまうそうです。アフターケアが特に大切な脱毛方法と言えます。でも永久脱毛というのと、その場で結果が出るのは嬉しいですね。
ちなみに、医療機関では針の先端が絶縁加工されている「絶縁針」を使用します。皮膚に通電しないので電力を上げても火傷などのリスクは少ないそうです。絶縁針は医療機関でしか扱えないので、サロンではニードル脱毛のみということになります。
もう少し詳しく!医療機関とサロンの違い
医療機関では「絶縁針脱毛」「医療針脱毛」、サロンでは「美容電気脱毛」などと呼ばれています。
絶縁針を用いた脱毛は「医療行為」と定められていますので、医師や看護師がいる医療機関でしか行えません。一方の美容電気脱毛は絶縁加工をしていないニードル針を使用していますので、皮膚にも通電します。そのため医療行為に当たらない程度に出力を弱めた施術が行われます。出力が弱いということは効果もそこそこです。
サロンの中には、医療資格がない代わりに、日本医学脱毛学会が定めている「認定脱毛士」という資格を取得させているところもあります。
いずれにしても、想像するだけでもとっても細かい作業で直接体に電流を流すというリスクが大きい施術のような気がしますので、技術や経験が大切になってくるのではないでしょうか。もしニードル脱毛でサロンか医療機関か迷う場合は、私は医療機関の方をおすすめします。
ニードル脱毛に向いてる人はどんな人?
一般的に、ニードル脱毛に向いてるのはこんな人です。
■処理しきれなかった毛がある
医療レーザー脱毛や光脱毛に通ったけど、処理しきれなかった毛があるという人はその部分の毛だけをニードル脱毛で処理することができます。
■照射できない部位があった
ホクロ、タトゥー、シミなどがあってレーザーや光を照射できなかったという人でも、ニードル脱毛であれば処理することが可能です。
■範囲が狭いところ
手や足の指の毛など範囲が狭いところだけ脱毛したいという人。
■眉毛の形を整えたい
レーザーや光が照射しにくい(できない)眉毛などもニードル脱毛で処理をすることができます。
■白髪
レーザーや光はメラニン色素に反応しますが、ニードルには色素は関係ありません。白髪や産毛など色素が薄い毛に対しても効果があります。
ニードル脱毛ならではのメリットも多くありますが、次項を読んでも「やってみたい」と感じるなら、「最終的な仕上げ」みたいな感覚で利用するのであれば良いかも知れませんね。
ニードル脱毛の「痛み」について
ニードル脱毛はほとんどの人が「めっちゃくちゃ痛い!」と言います。毛穴に針を刺すわけですから、確かにある程度痛そうだな~というのは想像がつきますよね。まず刺すごとに注射針のような「チクっ」とした痛みがあって、次に電流を流した時に「パチッ」という痛み(痺れ?)があります。どちらも一瞬なのですが、それでもレーザー脱毛より強い痛みを感じる人が多く、また1本1本ごとにその痛みを感じるので、なかば拷問(笑)に近いかも知れません!
特に皮膚が薄い顔、皮下脂肪が少ない指などは痛みをダイレクトに感じやすいそうです。また、脱毛をする毛量が多いほど、痛みを感じる回数が増え、それに伴って皮下の炎症箇所が増えるということになりますのでどんどん痛みが強くなっていく傾向があります。
やっぱり痛みが強いみたいですね。
ニードル脱毛のメリット・デメリットまとめ!
ここまでのメリットとデメリットをまとめてみますね。
■永久脱毛ができる
■確実に脱毛できる
■その場で結果が出る
■細かいところも脱毛できる
■色素は関係なく脱毛できる
■硬毛化した毛も処理できる
■眉毛やヒゲ(男性)などの細かいデザインができる
■レーザーや光が照射できない箇所も脱毛できる
このようなメリットが挙げられます。一方のデメリットとしては
■とにかく痛い
■ほぼ確実に赤み、腫れなどが出る
■1本1本処理するため時間がかかる
■ある程度の長さまで伸ばしておかなければならない
■定額制でないケースが多く(1本○円/10分○円など)、予算が読めない
■肌が弱い人は肌トラブルを招く可能性がある
■技術が未熟なスタッフがやると火傷、炎症、内出血などを招く可能性がある
■また生えてくることがある(*)
こんなところが挙げられます。う~ん、さすがに全身脱毛でニードルはやめておきましょう(笑)。
*「また生えてくることがある」とは?
医療機関でのニードル脱毛は永久脱毛ができると言いましたが、永久脱毛の定義はアメリカ電気脱毛協会によって「脱毛完了後1ヶ月を経過した時点で毛の再生率が20%以下」の状態とされています。また、似た言葉で永久減毛というのがありますが、それはアメリカ食品医薬品局によって「3回の照射後6ヶ月を経過した時点で67%の毛が減っている状態」を指します。つまり永久脱毛=一生生えてこないと言う訳ではないということなんです。
先ほども説明しましたが、ニードル脱毛はごく一部の部分脱毛に利用するか、「医療レーザー脱毛や光脱毛をした上で、処理しきれなかった部分があった場合に最後の仕上げとして行う」のが最も賢いんじゃないかなと思います。
でもニードル脱毛を体験した皆さんが「痛い!」と言っているということは相当なはずです。かなり勇気のいる脱毛方法と言えますね。
ニードル脱毛の費用の相場や施術時間・通う期間は?
ニードル脱毛を検討している人は「どれくらいの費用がかかるの?」と思いますよね。サロンや医療機関によって多少異なると思いますが、平均するとだいたいこんな感じです♪
《医療機関の費用の相場》
脚・腕など:1時間19,800円
背中・胸など:1時間27,000円
VIO・乳輪・顔など:1本180円
ワキ脱毛:1回目90,000円/2回目72,000円/3回目45,000円
4回目13,500円/5回目13,500円
*回数を重ねるごとに毛量が少なくなってくるので1回あたりが安くなります。
クリニックの場合、この他に初診料や自分専用の針を購入する代金が必要になります。6,000円~8,000円程度見ておきましょう。
《サロンの費用の相場》
鼻下・襟足など:1本119円~143円
ワキ・ヒジ下・ヒザ下など:1本108円~130円
サロンの場合は入会金が必要なところがあって、その場合は上の安い方の料金が目安です。入会金が不要な場合は逆に高い方が目安です。
《1回の施術時間について》
脱毛をする部位や毛量などによって大きく変わってきますが、1本1本処理をするため当然レーザー脱毛や光脱毛よりも施術時間が長くなります。目安としては両ワキを脱毛する場合、ごく平均的な毛量でも1時間~1時間半くらいです。
《通う期間について》
生えていない毛にはもちろん施術ができませんので、レーザー脱毛や光脱毛と同じように「毛周期」が関係してきます。両ワキの例では5回~6回、毛周期に合わせて2ヶ月~3ヶ月ごとに通うとすると10ヶ月~18ヶ月かかるという計算になります。期間に関してはレーザー脱毛や光脱毛とほとんど変わりません。
ズバリ!ニードル脱毛はおすすめか!?
これは本当に人にそれぞれと言えるでしょう。痛みに耐えられる自信があるかどうかも大切ですし、毛量などによっても費用が変わってきますので、「おすすめです!」とは胸を張って言えません(←全然スバリじゃない笑)。でも、間違いなく
【脱毛デビュー】
の人にはおすすめしません!脱毛が苦痛になってしまってはもったいないですし、全身脱毛をニードル脱毛するメリットはありませんので。やっぱり何度も言いますが、レーザー脱毛や光脱毛をした後、残っている毛を処理する程度が良いと思います♪
ちなみに…皆さん、知っていましたか?
レーザー脱毛や光脱毛は基本的に「シミ」「ホクロ」「色黒」「産毛」「タトゥー」などには照射できません。
でも、できちゃう脱毛方法があるんです。
最後にそれだけご紹介させてください♪
日焼け・ホクロ・産毛なんでもOKの脱毛!
それは、ストラッシュが取り入れている『SHR脱毛』です♪
メラニン色素ではなく毛包に直接アプローチする脱毛方法なので、色素は関係なく日焼け・ホクロ・産毛にもOKなんです!しかも毛周期も関係ありませんので、最短で6ヶ月で完了します。
もちろん痛みもなくて「じんわりと熱を感じる程度」で済むそうです。これさえあれば、日焼けの部分とかホクロの部分とかもニードル脱毛をする必要もありませんよね!?
まだまだ新しい脱毛方式なので取り入れているサロンも少ないため、今が狙い目ですよ~!ストラッシュが脱毛女子で埋まっちゃう前に、ぜひチェックしてみてくださいね☆