光脱毛とは?「サロンでの脱毛は違法」と聞いたことがあるけど…
光脱毛はフラッシュ脱毛などとも呼ばれ、主に脱毛サロンや一部の医療機関で行われています。「IPL脱毛」や「S.S.C.脱毛」といった光の種類がありますが、どちらも「メラニン色素に反応する特殊な光を照射して毛根にダメージを与えて毛が抜けるのを促し、再生を抑制する」という基本的な原理は同じです。
よく「脱毛は医療機関でしか行えないため、サロンなどでの脱毛は違法です」という話を聞きますが、実際のところどうなのでしょうか?簡単に解説をするとこのようになります。
■脱毛
病気などで抜けてしまう場合もありますが、基本的には【毛根(毛母細胞)を破壊して毛が抜けるのを促し、毛が再生しないようにすること】を指します。この「毛根を破壊」する行為は「医療行為」とされていますので、医療機関でしか行えません。レーザー脱毛や電気針(絶縁針・ニードル)脱毛がこの「脱毛」に当たり、もし脱毛サロンでこの行為を行っていた場合は違法ということになります。
■減毛
「脱毛」に対して「減毛」とは【毛根(毛母細胞)を破壊しない程度にダメージを与えて毛が抜けるのを促し、毛の再生を遅らせること】を指します。「不再生脱毛」などとも呼ばれます。脱毛サロンで行っている光脱毛は正確にはこの「減毛」に当たりますので、違法性はありません。
脱毛サロンの場合、正確には「減毛」ということですね!でも実際には毛が抜けますので「脱毛」の方がしっくり来ますし、一般的に「脱毛」で浸透しているのでサロンも「脱毛」と言っているのだと思います。
ということでよほど怪しいお店じゃない限り(笑)、違法性はまずありませんので安心してください♪
光脱毛とレーザー脱毛の違いは?
まず大きな違いとしては、いま解説をしたように毛根(毛母細胞)を破壊するかしないかという点が挙げられますが、他にはこのような違いがあります。
■照射する光と照射範囲の違い
光もレーザーも同じように光エネルギーを照射する訳ですが、その波長に違いがあります。光脱毛の場合、一般的に【複数の波長を含んだ光を広範囲に照射】します。一方のレーザー脱毛の場合は一般的に【ひとつの波長を狭い範囲に集中的に集めて照射】します。照射範囲は光脱毛の方が広くなります。
■照射出力の違い
レーザー脱毛では毛根を破壊してしまうほど強力なエネルギーを照射しますので、当然照射出力は高くなります。これは医療機関だからということも理由です。一方の脱毛サロンでは毛根を破壊しない程度のエネルギーで照射しますので、レーザー脱毛よりも低い照射出力になります。
■痛みの違い
ごく一般的に考えて、出力が強いということは痛みも強くなります。今でこそ、痛み対策を施してあるレーザー脱毛器があると聞きますが、照射出力は高いことに変わりはありませんので、実際に試してみないとなんとも言えません。光脱毛はほとんど痛みはなく、よく「ゴムでパチンと弾いた程度」などと例えられます。
■効果の違い
脱毛は「痛いほど効果が高い」と言われますよね!効果としてはやはりレーザー脱毛に軍配が上がるようです。しかし、光脱毛も新しい商品が次々に開発されていて、かなり効果が高いものが増えてきています。実際の効果は人によって個人差がどうしても出てきてしまうのですが、一般的にはレーザー脱毛の方が効果が高い(早い)と言われています。
《光とレーザーの共通点は?》
メラニン色素に反応する光やレーザーを照射すること、黒くて太い毛にはより強く反応することなどは、光脱毛であってもレーザー脱毛であっても同じです♪
実際に効果が出るのは何回目くらいから?
肌の色やコンディション、毛質や毛量など色々な条件によって変わってきますが【3回目あたりから毛が減っていると実感する】という人が多いようです。
*初回~2回目*
毛が減っていることはほとんど実感できない
*3回目~4回目*
明らかに減ってきていると感じる
*5回目~6回目*
全身の半分以上の毛が減っていると感じる
このような感じでしょうか。でも、個人差があることや、ここに毛周期なども絡んできますので、「ツルツルになった♡」と実感できるのは12回~18回くらいと考えて良いと思います。2ヶ月~3ヶ月おきに通うとすると2年~4年半くらいはかかるということになりますね!ツルツルを目指すなら最低12回は通う=料金もそれくらいかかるということを覚えておきましょう。
《毛周期って?》
毛が生まれ変わるサイクルのことを「毛周期」と呼んでいます。一般的には4段階に分かれていて(もっと細かく分類することもありますが)、「成長初期」「成長期」「退行期」「休止期」を繰り返しています。このサイクルは生えている部位や毛1本1本ごとにも微妙に変わってくるのですが、自分の毛が今どの時期かは判断することができません。お医者さんでも判断できないようなのでこれは仕方がないことです…。
ちなみにレーザーでも光でも、効果が得られるのはこのうち「成長初期」「成長期」の毛と一部の「退行期」の毛だけです。「脱毛したのに生えてきた」というのは、その多くが「施術をした時に休止期にあった毛」が生えてきたものと言えます。
光脱毛のメリットやデメリットは?
何事もそうですが、メリットもあればデメリットもありますよね!光脱毛はそれぞれどんなものがあるのか知っておきましょう♪
■光脱毛のメリット
*自己処理をするリスクが減る
*美肌効果も期待できる
*痛みが少なく肌にやさしい
*1回あたりの費用がレーザーと比べて安い
■光脱毛のデメリット
*永久脱毛ではない
*完了するまでの照射回数がレーザー脱毛と比べて多い
*出力が低いため望むような効果が出ないこともある
*脱毛期間中は日焼けできない(レーザーも同じです)
*再生した毛をまた脱毛することで総費用がレーザー脱毛より高くなることがある
このようなメリットやデメリットがあります。ちなみに、妊娠している場合、施術を断られることがあります。これは、直接的にお腹の赤ちゃんとかに悪い影響があるというよりも、妊娠中はママの体に色々な変化が現れますので、【万が一】のことを考えての措置と言えます。脱毛期間中は妊娠にも注意してくださいね。
光脱毛とレーザー脱毛、並行して通うことや乗り換えはできる?
はい、できます♪光脱毛に通っていたけどレーザー脱毛にした人、その逆の人、永久脱毛したい部位だけレーザー脱毛にして他の部位は光脱毛にする人、いろいろです。脱毛ラボなんかは「ふたまた割」という割引サービスがあります。ただ医療機関って「脱毛サロン否定派」みたいな先生も少なくないようですので(笑)、並行して通う場合はその辺はちょっと気をつけましょうね!
光脱毛が家庭でもできちゃう!人気の家庭用光脱毛器3選!
いま家庭用脱毛器って人気がありますよね。レーザー式、光式など各メーカーから色々な種類の商品が発売されていますが、その中でも特に人気の家庭用光脱毛器と参考価格をご紹介します♪
■人気No.1『ケノン』
参考価格:69,800円~98,000円
一番人気はケノンの脱毛器です。すでに日本では40万人の人が使っていると言われています。男女ともに使えます♪照射モードは1ショット・3連射・6連射・手動・自動など切り替えが出来て、照射出力も10段階まで調節がOKです。1つのカートリッジで最大約20万発まで照射が可能と言われています。継続して使うにはカートリッジの追加購入が必要です。
■人気No.2『エピレタ』
参考価格:21,000円~39,800円
続いて人気なのはアイリスオーヤマのエピレタです。「光&超音波」のハイブリッド効果で痛みもなく肌に優しく、充電いらずの&220gという軽量さなども人気の秘密です。照射エネルギーは5段階調整できるほか「肌色センサー」が付いていて照射する肌の濃淡を自動でチェックしてくれます。カートリッジ交換不要で15万発まで照射が可能です。目安として2万~3万発で1人分の全身脱毛ができると言われていますので、5人分くらいはあるという計算になりますね♪
■人気No.3『2PS』
参考価格:42,000円~65,000円
肌に触れると自動的に照射してくれるオートショット機能を搭載していますので、特に背中など手が届きにくい&見にくい部位を脱毛する時に役に立ちそうですね。専用のカートリッジに交換することで、脱毛の他にも美肌や美顔などエステで行っているような「光美容」ができちゃうのも特徴です♪照射出力は8段階まで調節が可能です。
機種ごとに色々な特徴がありますね!それぞれに魅力的なポイントがあるので迷ってしまうかも知れませんが(笑)。。。口コミなども参考にしてみてくださいね!
ちなみに、あくまで「家庭用」ですので、何より安全最優先に設計されていると思います。脱毛サロンやエステ並みとは言っても、やっぱりそれより多少は劣ると思っていた方が良いのかな?と思います。
やっぱりプロの手がいちばん!
安全最優先の家庭用脱毛機も非常に便利ですが、やはりヤケドなどのリスクからは避けられません。光が目に入って視力の低下とか(私の周りでは聞いたことはありませんが)。。。商品に明らかな欠陥がない限り、これって自己責任になってしまうと思うので、やっぱりプロの手で脱毛をしてもらう方が良いのではないでしょうか♪手が届かない背中やデリケートなVIOなんかもきちんと処理してもらえますしね!
今回は光脱毛についてのお話しでしたが、いかがでしたか?光脱毛の仕組み、メリットやデメリット、レーザー脱毛との違いなど正しく把握して、自分に最適な脱毛方法を選んでくださいね♪